2017年10月11日

闇の奥

「闇の奥」
 ジョセフ・コンラッド著 三交社刊

20世紀の大学英文学課で、もっとも教材にされた小説らしい。
著者の自伝的な小説。

欧米列強がアジア、アフリカを植民地支配していた頃、イギリス人船長が仕事を求めてベルギー領のコンゴ川を遡った。

主人公が「ぞっとした」シーンで、そんなことに「ぞっとした」主人公に「ぞっとした」
暗闇の中で、白目だけが浮かんで見える、アフリカの人々を見て、「こんな不気味な連中が同じ人類なんて」と、「ぞっとした」
自分たち白人は文明人で、人類だけど、アフリカの黒人は動物扱い。
でもヨーロッパ人がアフリカ人女性を愛人にしてたりするのだ。

先日、人類学の研究のためにとヨーロッパに渡っていたアイヌの人たちの骨が返還されたというニュースがあったが、その骨が渡った当時は、白人が人類で、それ以外は人類の亜種という考えがあった。
腰回りを覆っているだけのアフリカの人たちは、人類と思いたくなかったのだろう。

以前読んだアフリカの歴史、文化について書いた本で、ベルギーは他のヨーロッパ列強が植民地を持っているときに、持っていなかったので、欲しくて欲しくて、日本を植民地にできないか検討してたとか、第一次大戦で敗戦したドイツからアフリカの植民地をもらうと、ようやく手にした植民地に歓喜、現地で無茶苦茶やらかした、というふうに解釈できる文章だった。
が、本書のあとがき解説によると、第一次大戦以前から、ベルギーはコンゴ川流域を植民地にしていた。
コンゴ川の流れが急なところや、滝があるなどで、船で象牙輸送ができない場所に、鉄道を敷くため、現地住民を滅茶苦茶無慈悲にこき使い、800〜1000万人の死者を出したんだとか。
ドイツ人がユダヤ人に行ったとされるホロコーストの死者が600万人ほどだとされていて、それをはるかに超える殺戮を、ベルギーはアフリカで行ったのだとか。
ベルギーのやったことは当時からヨーロッパで批判にさらされていたのだが、でも、イギリスの植民地支配はきれいな支配で、いいんだよ、とか自分を正当化しながらのものだったので、説得力に欠けた。
ホロコーストが世界的に周知されているのに対して、ベルギーの殺戮は、まったく知られていない。

本書を読むと、ヨーロッパ人がアフリカ人を人間扱いしていないので、牛馬よりひどい扱いで殺しまくったのも、当時としてはなんの疑問も感じない行為だったのだろうと思う。
牛馬なら使役して死んでしまったら食べるとか他の用途にできるが、さすがに同じ形をした生き物を食べるのは抵抗があり、使役以外に使い道がない、牛馬と違ってそこらの村を襲えばいくらでも数は補えるので、死んでも構わないと、酷使した感じ。
銃で撃つと、わらわら逃げるのが面白い、と撃ってみたり。
公園のハトを散らす幼稚園児並みの脳みそで、殺戮を行っているのが怖い。
こんなのが、同じ人類なんて思いたくないよ、私は。
posted by ちー at 23:53| 歴史小説(洋) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

教会領長崎

「教会領長崎 イエズス会と日本」
 安野眞幸著 講談社選書メチエ刊

「教会領って・・・」とタイトルにびっくりして読んでみた。
長崎って、教会領だった時期があったんだ・・・。
長崎周辺を領土にしていた戦国大名の大村氏が寄進した、ということらしい。

イエズス会が日本での布教で、資金はポルトガル王が提供するのが建前になっていたが、貿易で収益を得、長崎を所領してからは、税金収入も得られ、ポルトガル王の負担を軽減させる。
この時点で、長崎の植民都市化を目指していた。
ただし、植民地にするだけの武力は足りない。
長崎付近の大名同士の争いに介入、兵器を都合したりする。

こういう動きに、秀吉から伴天連追放令が出て、長崎は秀吉の手に。
うん、そりゃ、そうなるだろv
九州はキリスト教に改宗した大名がそれなりにいたが、だからといって、伴天連が九州を仕切ってるみたいな態度では、そりゃ秀吉は怒る。

著者によると、教会領は寺社領と同じ感覚のもので、当時はいたって普通のものだったそう。
しかし、力を持ちすぎた寺を信長が焼き払ったあとで、今度は教会が台頭してきたら、教会だって排除される。
でも、伴天連は一神教なので、自分たちが絶対正義で、排除されるなんて考えもしなかったよう。

「長崎は教会領だから、キリスト教徒しか入っちゃダメ!教会が生糸の独占貿易をやるけど、買いに来たかったら、キリスト教徒になること!妻子を伴ったポルトガル人をどんどん入植させたい」
とか、いやもう、日本でナニやってやがるよ#

教義に、利益を求めちゃイカンとありながら、独占貿易をし、殺しちゃイカンとありながら、武器商人になる。
キリスト教って、矛盾だらけで、ほんと不思議。

教義も聖書も矛盾だらけで、日本人に指摘されて、布教がちっとも進まない、とザビエルが手紙で泣き言を書いていたのは有名な話だが、だからこそ彼は、上から目線でなく、宣教師が日本に歩み寄って布教をしなくては、という方針だったらしい。
しかし、彼の後継の人たちが、武力で脅して無理矢理布教、という方針になってしまい、でも武力の後ろ盾が足りなかったのもあって、実現できなかった。
(武力による無理矢理の布教ってとこが、すでに宗教として間違ってる・・・)
そんなわけで、武力で脅しにくる、宗教と貿易がワンセットのポルトガルはいらん、オランダと貿易だけする、と日本がなってしまったのだった。

正直、ポルトガルの武力が不足しててよかった。
今も長崎で、公用語がポルトガル語になってたかもしれんって考えると怖すぎるvv
posted by ちー at 09:25| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

アメリカーナ

「アメリカーナ」
 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著 河出書房新社刊

アフリカ系女性の髪にかける情熱は、ハンパないらしい。
本書でも主人公がリラクサーで縮れ毛の矯正にいそしんでいる。
リラクサーは縮れ毛矯正の定番商品らしいが、この薬、髪と頭皮がすごく傷むらしい。
そして、確かに髪はまっすぐになるのだが、バリバリに固まったようになるらしい。
つまり、薬でむりやり髪の表面を溶かして、まっすぐに型をあてて、ストレートっぽくしてるけど、髪が溶けてる分、キューティクルが傷んでしまうということみたい。

オバマ前大統領の奥さんのミシェルさんが、ストレートヘアで、お金がかかってるんだろうなーと思っていたが、本当に、すっごくお金がかかるらしい。
セレブだと髪に年間150万円とか平気でかけてるらしいvv
ストパー、ストパー長持ち効果のシャンプー、トリートメント、あれこれ。
ニューヨークで日本人美容師にストパーをかけてもらったら、数百ドルとぶとか。
でも、仕上がりがすっごくよくて、長持ちして、日本っぽい名前をつけた韓国系の美容院とかで安くあげて髪が傷むより、結局安くつくそうだ。
このためだけに、年に数回、ニューヨークとか、日本人美容師のいる大都市に行くような人もいるらしい。

縮れた髪のままでも、すっごくお金と時間(6時間とか!)がかかる、編み込み(コーンロウ)をしてたり。
本書には、一度編んだ髪を崩さないよう、頭がかゆくなったら、掌で叩いているシーンが出てくるが、日本髪をかんざしで掻いてたみたいに、何かスティック状のものを使えばいいのに。
そんなふうに掻いても、編み込みが緩むんだろうか。
編んだ髪を数週間から数か月もたせるため、シャンプー、すすぐのもすっごく気を遣うらしい。
寝るときにはツルツルした生地のナイトキャップをかぶらないと、すぐに編み目がゆるんじゃうとか。
アフロヘアもただ洗って乾かしただけでは、見た目が悪いもつれた鳥の巣でしかないらしく、きれいなアフロにするにはきちんとした手入れが必要なんだとか。

ストパーも編むのも面倒な場合は、ごく短くしてかつらをかぶる人もいるそうだ。

「グッドヘアー」というドキュメンタリー映画で、こういうのが詳しく紹介されていて、そうよ私たち苦労しているのよと言う派と、なんで女性の秘密を暴くのよとお怒り派に別れたそうだ。
この映画は、製作者の娘がまだローティーンですらないのに、自分の縮れた髪を「どうして私の髪はグッドヘアーじゃないの?」と悲観しているのを見て、撮ることに決めたんだとか。
縮れていたら、グッドヘアーじゃない、という価値観がこんな幼いうちからあるのかと。

ちなみに、そこまで金と時間と手間をかけた髪なので、アフリカ女性の髪を触るのは、夫、恋人でもタブーなんだとか。

私はそこまで髪について考えたことがなかったよv
つまり、髪に恵まれてるってことなんだろうな。
日本人のごくごく普通のストレートヘアだし、シャンプーのときに、シリコンブラシで好きなだけ頭皮マッサージをできるし、ドライヤーをがんがんかけてるし、乾かしたら、洗い流さないトリートメントか、ストレートヘア用のブラッシングフォームだけつけて、櫛をかけられる、そのまんま寝られる私なんか、アフリカ女性に怒られそうだvv
(週一回のヘアパックを面倒くさがってごめんなさいv寝癖なんて水をつけときゃ直るのに、それすら面倒くさがってごめんなさいv)
本書に出てくるシャンプー後のヘアケアは、ほんとにほんとに面倒くさい。
縮れた髪だと、こんなに面倒くさいことを日常で我慢しなきゃならないのか。

主人公が恋人の元カノ(日本女性もいる)たちの髪に嫉妬するのなんか、そんな感情を持つなんて、考えたこともなかった。
コンプレックスを感じる場所が違うということなんだけど。
私がアフリカ系女性を見た時、「腰高い!いいな!」と思うのと同じに、アフリカ系女性は私みたいな日本人を見ると、「髪まっすぐ!いいな!」と思うってことなんだろう。
(私が人生で一番美人だと思った、リアルに会った女性は、アフリカ系でヨーロッパ系も混血してる感じの人だった。遺伝子のいいとこどりすげー!という感じだった)

さて、著者はナイジェリア人で、ナイジェリア内乱時の小説を書いて、アメリカで、
「書くべきことを持っているという、実にうらやましい作家。アメリカ人の作家が郊外の不倫なんか書いてるのに」
とか評された人なんだが、今回は恋愛小説で、「郊外の不倫」を描いちゃうのか?とか思いながら読み進めた。
確かに恋愛小説なんだけど、ナイジェリアからアメリカやイギリスに移住し、差別されることで「自分は黒人だ」と発見し、どうにか生活していくという姿を描いているところが、やっぱり「書くべきものを持っている、恵まれた作家」なんだと思う。

女性作家らしく、細部が実に丁寧に描かれていて、主人公の叔母さんが我慢の限界に至ったのが、歯磨きペーストだったとか、女性には、
「あ〜、うんうん」
って納得するけど、男性はこんなこと考えもしないんだろうな。

そして、アメリカでも、ナイジェリアは犯罪とからめた印象を持たれていて、あー、世界的にそうなのね、と思った。
posted by ちー at 23:24| 外国文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

神の水

「神の水」
 パオロ・バチカルビ著 早川書房刊

温暖化が言われて久しいが、極地の氷が溶けることだけでなく、実は地下水の汲み上げも海水面上昇に問題だと思う。

アメリカでは地下水を汲み上げてコーン畑に供給していたが、地下水が枯渇してるというのは結構前から言われていた。
一万年かけてたまった地下水を、数十年で汲み上げてしまったのだ。
コーンは葉が大きいので、あっという間に水分が蒸散してしまう。
アメリカの乾燥地帯では小麦を育ててきたのに、地下水が汲めるとわかって、換金性が高いコーンに切り替え、汲み上げられるだけ汲み上げたのだ。

温暖化で極地の氷が解けて海水面が上昇してるのとともに、本来地下にあった地下水が汲み上げられ、蒸発して地上にあることで、さらに海水面を上昇させているのだと思う。
アメリカだけでなく、インドなど、いろんな国で、地下水をくみ上げ、枯渇させてきた。

温暖化で降るところには豪雨、降らないところはとことん降らない、という傾向が現れ、元々の乾燥地帯は、さらに乾燥し、地下水を枯渇させて、もう水を得ることができなくなってしまった。

本書は水が枯渇した近未来のアメリカのお話。
水資源をめぐって、アメリカの各州、団体が争う。
金持ちカリフォルニア州がどんどんコロラド川の水利権を買って、川沿いに兵を配置し、上流、中流域に住む人たちは、目の前に川が流れていても、汲むことができなくなってしまっている。

でも、ここまで水が貴重で高価なものになったのなら、お金持ちカリフォルニア州は、海水を真水化して使えばいいのに。
今だって、オイルマネーでお金持ちの国は、海水を利用してる。
装置は高いし、稼働するのに電気がメチャクチャいるが、量産で装置の値段は下がるし、メーカーは日本だから日本は助かる。
アメリカはだだっ広いのだから、メガソーラー発電すればいいじゃん(ソーラーパネルも日本メーカーの効率がいいやつを買ってくれると、日本は助かる)
コロラド川の蒸発分を減らすため、暗渠化してるのだが、その上でソーラー発電すれば一石二鳥だし。

まあ、そんな平和解決では、小説にならんのだけど。
未来の色んな困りごとを技術で解決、してはこの人の小説は成り立たないのだvv

ラストは、ああ、こんなでいいよね、うん、生きていくにはこんな感じじゃないと、っていうか。

posted by ちー at 00:21| SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

第六ポンプ

「第六ポンプ」
 パオロ・バチカルビ著 早川書房刊

近未来を舞台にした短編集。

作者の想定した近未来は、どうしてこうも暗いのかvv
悲観的過ぎてvv
温暖化は進んでるし、近い将来水不足になるのは予想されているけど、技術でそれを乗り越える未来は描けないのか?

食事シーンにかなりグロいものありvv う、うええええぇぇ・・・・・vv


posted by ちー at 21:57| SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

渇いた季節

「乾いた季節」
 ピーター・ロビンスン著 講談社文庫刊

猛暑で貯水池が干上がり、古い死体が発見される。
現在と過去が互い違いに描写されながら、話が進む。

よくできたミステリーだし、「抒情あふれる」という煽り文句もそうだなと思う。

でもやっぱり不満があるのだ。
妻に捨てられた主人公警部にあっさり、棚ぼたで恋人ができるとかv
男性作家はレイプを軽く扱いすぎるとか。
なんか、こういう感情の流れが気になって、人の気持ちの扱いが荒い著者に、抒情とか、なんだかな〜と思ってしまうのだ。

色々賞を取ってるそうだし、確かによくできてると思う。
でもな、なんだかな〜なんだv
posted by ちー at 00:27| ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

誰もが戻れない

「誰もが戻れない」
 ピーター・ロビンスン著 講談社文庫刊

ミステリーを読みすぎたvv
結構よくできてるような本でも、物足りなく感じてしまう。

著者は筋立てよりも、人間描写で定評のある人らしいのだが、物足りない。
多分、人を殺すようなドロドロした人間の内面を描くのは、女性作家の方が緻密だし、えげつない。
生活感がふんだんに出て、日常に潜む殺意を描くのは、女性作家のほうが圧倒的に上手い。
男性作家は構成の妙に優れている人が多い。
著者は、構成も描写も一定のレベルではあるが、どちらもすごく上手いというわけではないのがvv

あれは伏線じゃなかったのかとか、このキャラのこの感情が不幸を産んだんじゃなかったのか、とか、何かと不満がvv

あと、訳文にくせがあって、時々ひっかかるvv

合格点は得ているけど、プラスアルファがない感じ。
posted by ちー at 21:37| ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

驕れる白人と闘うための日本近代史

「驕れる白人と闘うための日本近代史」
 松原久子著 文芸春秋刊

「住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち」で紹介されていたので読んだ。

著者がドイツ在住時にドイツ語で、ドイツで出版され、ヨーロッパの書籍市で大きな話題となったそう。

著者はドイツのテレビで、ドイツ人他外国人数人での討論番組に出演していて、欧米が第二次大戦時の日本を非人道的だと批判したのに対し、アメリカの民間人に対する数百回の空襲などを資料をあげて反論したのだが、その反論を理由に、後日電車で、いきなりドイツ人に殴られたそうだ。

自分と意見が違うからといって、いきなり殴るのが、日本人には、よーわからんよ・・・v
ドイツで、「ナチスは悪!」というのは反論できないこととして一般にあるとして(悪くないもん、というネオナチはいるから、本音は別)、「でも日本だって酷いことしたじゃん!」という主張に反論されたのが許せなかったらしい。
(ドイツはヨーロッパ各地に空襲をしているので、空襲を批判されるのが、特に嫌なんだろう。でも自分らも空襲されてるのにな)
なので、次回の番組ではこの暴力事件を理由に、「ドイツでは言論の自由が保障されていないため、沈黙する」と抗議の沈黙をしたとか。
番組放映中、ドイツ人から「申し訳ない」と電話が殺到したんだそう。

こと欧米の、
「オレらの歴史が人類の歴史ィ〜」
的な態度に、ええかげんにせい#と書かれたのが本書。

少し前に書かれたものなので、内容が古い部分もあるが、納得させられる部分の方が多い。

沈黙を美徳とするのはいいのだが、それは日本人同士でだけ通用することで、外国に対しては日本人はこれくらい主張しないとダメなんだろうと思う。
posted by ちー at 00:16| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月24日

ねじまき少女

「ねじまき少女 上下」
 パオロ・バチカルビ著 早川書房刊

「反逆航路」に抜かれるまで、デビュー作でもっともSF主要賞を受賞した作だったそうで、読んでみた。

近未来のタイが舞台で、温暖化で海水面が上昇、世界の沿岸都市は軒並み水没する中、壁とポンプでなんとか首都を守っている。
ウイルスのまん延で、人や植物に大きな影響が出ている。
そんなタイで暮すガイジンが、日本製アンドロイドと出会う。

とか、とにかく閉塞感がすごいv
重苦しいvvv

著者は大学で東アジア専攻だそうで、中国での生活体験もあるそう。
なんで、東洋の色んな単語とか出てくるんだが、日本に関する言葉がナニなので、多分、中国やタイについての記述もなんだかな〜な感じなんだと思う。
アンドロイドが信仰しているのが水子地蔵、ってアンタ・・・v
SFだから許されるごった煮感なのか、それを狙ったのか。
posted by ちー at 23:01| SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

風の中のマリア

「風の中のマリア」
 百田尚樹著 講談社文庫刊

オオスズメバチが主人公って聞いて、なんだそりゃ、と読んでみた。
擬人化させたら日本人にかなうものなし、ミツバチハッチのキャリア女性版みたいなものか。

ハチの生態を学びながらお話が進む。
セイヨウミツバチが盗蜜するなんて、それでニホンミツバチの巣が全滅することもあるなんて知らなかったよ。
一方で、セイヨウミツバチはオオスズメバチに対して、抵抗手段を持っていないので、襲われると即全滅してしまうため、三者の三すくみ状態になっているとか。

しかし、オオスズメバチは東アジアだけに生息してるのに、なんで、マリアとか、キルステンとか、ウルスラとか、ヨーロッパ各国の名前なんだよ?
ミエコとかじゃだめだったのか。
posted by ちー at 22:26| 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする